木工のコツ その2

三つの数字を覚える

木工のコツを工場長に聞いてみました。
うちの工場長はこういう質問を嫌がりません。作業をとめて、考えてくれます。大きな瞳を工場のいたるところに向け、なにかヒントというか、自分考えを言葉にかえてくれる事柄を探してくれます。工場長は近くにある図面を指差し、

木工で、図面を読むのが上手くなりたかったら、3桁の数字を3つ覚えられるようになるといいよ。

と言いました。その図面をもってきて、さらに説明をしてくれます。

この材料を加工する時、長さの寸法と、幅の寸法、そして厚みの寸法をパッと覚えられて、それに自信があると、早く加工ができる。木工は部分的に見れば、そんなに複雑なことはしない。自分のゴールに確信があれば、作業は先の先くらいまで予測して動けるから、動きに無駄がなくなるし、そういうときはストレスもないから楽しいんだ。

うん、なるほど。

暇な時に、目に入る3桁以上の数字をかたっぱしから3つセットで覚える訓練をするんだ。すぐに慣れて、頭のなかに3つの数字をいれとく引き出しみたいのができるよ。

工場長はそう言ってにっこりと笑いました。