水出しコーヒーを美味しく淹れるコツ

後味のよいコーヒー

岩田です。最近の太介には困ったものです。

水出しコーヒーにどハマりして、だれかれかまわず飲ませてまわっているのです。工房の小さな冷蔵庫の4分の一は、太介の水出しコーヒーポットで占められています。
今日は、金具を配達にきた兄ちゃんに無理やり水出しコーヒーを飲ませ、普通のコーヒーとの成分の違いや、カフェインの量の少なさを語っていました。

ぼくももらって、飲んでみたのですが、たしかに美味しい。
透き通った見た目どおりに、いくらでも飲めてしまう爽やかな味わいです。専用のポットも千円くらいから売っているようですが、太介は、数百円の麦茶用のポットを買ってきて、あとは出汁をとるためのフィルターに中挽きのコーヒー豆を入れて、一晩寝かして作っているようです。もうコーヒーのペットボトルを買う必要を感じないほど美味しくて、ついつい飲みすぎてしまいます。でも、太介はちょっと大げさに勧め過ぎです。

水出しコーヒーを美味しく淹れるコツを聞いたら、嬉しそうにこう答えてくれました。

「水出しの場合は、苦味がまろやかで美味い。だから、深煎りの豆の方が長所が出やすい。でも、そこは好みで、逆に酸味の強い豆の方が、長所が活きるという人もいる。両方の豆を試して、自分の好みを知るのが近道だ」とのこと。まだ飲み始めて日も浅いのに、偉そうなことを言う奴だ。

Shade3D ver.16 素晴らしい

木工とShade3Dは相性がいい

岩田です。
最近、shade16を買いました。
木工業界でいま話題の3DCADはFusion 360 でしょうか。CADとしての能力の高さ、モデリングのしやすさ、レンダリングがそこそこできるということが魅力です。価格も安めに設定されていますし、これから学ぶなら、Fusion 360かもしれません。
一方、Shadeの方は、そもそもが3DCADではなく、3DCGと捉えるべきソフトです。出入りのNC屋さんに「Shadeの最新版買ったんですよ〜」と言ったら冗談だと思ったようで、おおげさに笑っていました。私が真面目な顔をしているのに気づいて、微妙に笑い方が変わりました。
まあ、それくらい、もはやプロダクトでShadeを使う人は珍しいのかもしれません。

なんだか、Shadeを貶している感じになっています。が、まったく違います。気持ちはその逆です。ここ数年でshadeは3Dプリンターへの対応が一気に進んでいますし、数バージョン前と比べて、ずっとCAD寄りになっています。最新のver.16になって、ミリ単位の寸法を入力して造形する場面が増えたのも実感しています。すごく好きなソフトだし、そのコストパフォーマンスとポテンシャルの高さを確信しているからこそ、笑われても、笑い返せるのです。木工とShadeの相性は絶対に良いと思います。そのあたりのことはまた。

ノギスの選び方・買い方

ノギスはmitutoyoをおすすめします

ノギスを床に落としてしまったときのあの嫌な気持ちがわかるだろうか。

ノギスは一度落としてしまったら、それだけで、本来の精度を失ってしまうと言われている。「ノギス絶対に落とすな」と最初にそれを聞いたときには、ずいぶんオーバーなことを言うなあと思った。だいたい木工の仕事を覚えたての頃は、ノギス自体を必要な道具だとは思っていなかった。

近いものに対しての視力には自信がある。小尺で0.1ミリ単位を読み取る自信がある。
これはBonburuの工場の中でだれにも負けていない。工場長の岩田は以外と視力が衰えてきていて、夕方を過ぎるとよく、「ああメモリが読めない」と木材にスケールをあてながらこぼしている。

ノギスは、ものの大きさを測る道具だ。正確に測れるし、測りやすい形状をしている。片手で材料を持ち、もう片方の手でノギスを使う。身体測定で身長を測る器具、あれが手のひらサイズになったみたいな道具だ。親指でバーをスライドさせて、材料を挟み込むようにして、メモリを読む。この挟み込む部分が歪むことで、正確な測定ができなくなる。ノギスを床に落としたことは、僕の場合、この3年間で2回ある。これが、本当にひやっとする。車のバンパーをこするくらいの動揺がある。すぐに精度が落ちていないか、ノギスのメモリを読む。この場合は、ゼロの値がずれていないかを見るわけだ。

打ち所がよかったのだろう、いずれも大事にはいたらなかった。
自慢ではないが、ぼくのノギスはmitutoyo製だ。6000円くらいした。木工の世界では最高級といえる。シンワ製を使っている職人も多いが、mitutoyoの方が明らかに、使いごごちがいい。mitutoyoのノギスの方がだんぜん滑らかな動きをする。本当に全然違う

デジタルノギスもいいなあ〜。

鉋の選び方・買い方

ホームセンターでは買ってはいけない

鉋の選び方、買い方については、bonburuで働き始めたときに工場長からききました。

まずは、ホームセンターでは買ってはいけないということ。どんなに安くても、買ってよかったと思えるものに出会える確率はほとんどないとのこと。
もちろん地域差もあるとは思いますが、これは、ぼくもそう思います。鉋の本体である樫の目の荒さは、狂いやすさにつながりますし、刃をつくる鋼も長く切れるものに出会ったことはありません。絶対ないとはいいきれませんが。

最初に買う鉋はどのように決めるのがベストなのか?

という問いに、工場長の岩田いわく、最初に買う鉋は古道具屋で数千円で買うのがいいらしい。

なるほど、たしかに、数千円で、すでに使われているものなら気軽に使えます。僕自身も、へたに研いだりしたら取り返しがつかないことになりそうで、なかなか研ぐことができなかったのを覚えています。数千円でも良いものが出回っています。ちょっとした見る目があれば、ネットオークションでも良い鉋を高確率で手に入れられると思います。
ちょっとした見る目というのは、二つあって、ひとつは、刃口の形です。広くても3ミリくらいの幅のものがいいです。ホームセンターのものは、まずここが10ミリくらいあいています。
そしてもうひとつが、本体の樫の木の木目です。できれば細かいものがいいです。細かいとは言えなくても、素直な、つまり真っ直ぐな目ならいいと思います。

おすすめ塗料

ワシン 木彫オイル

工場長の岩田に、おすすめのオイル塗料を聞いてみました。

すると「木彫オイル わしん」と即答。
「どんなものに塗るのが良いの?」と聞くと
室内のものなら何でもいい。すごくオールマイティーな塗料だから、とのこと。オイル塗料というけれど、少しウレタンが混ざっているので、塗膜ができて、水にも強い。汚れにも強い。だからといってニスのようなてかてかした仕上がりにはならない。

工場長は手のひらサイズの小物を製作する際には、学生時代からずっとこれを使っているようです。学生時代って、20年近く前です。なんでも、木工初心者で、オイル塗装に勇気をだして踏み切ろうとして、東急ハンズでどきどきしながら買ったのがこの木彫オイルなんだとか。近くのホーマックにも売っています。ウレタン成分の乾燥が早いので、塗りムラには注意です。
何度か使用したことがあるという古賀にもコメントを求めましたが、値段の高さが欠点、とのこと。オスモのエクストラクリアの方がテーブルなどに使うには適している。