木工ビット

おすすめはトーション・スリムタイプ

インパクトドライバーを買ったら、ビットが必要になります。
たいてい、短いものが一本インパクトドライバーに付属されているものですが、新たに購入されることをおすすめします。木工用に限っても、様々なものがありますが、木工をしていて一番使うのは、ドライバーで言えばプラスの先端で、大きさは+2と表示されているものでしょう。木ネジやコースレッドをもみ込むことを考えると、おすすめできるビットはずばり、トーションタイプで、スリムもしくはスレンダー形状のもの、長さは110ミリで、両端が使えるものがいいと思います。

トーションタイプというのは、真ん中が細くなっているものです。その形状により、無理な力を吸収し、木ネジが切れてしまうことを防ぎます。木ネジが木材の中で切れてしまうミスは、木工のミスの中でもよくあるミスであり、また、木材に与えるダメージが非常に大きいミスです。木材の中に残った金属片を取り出すことは容易ではありません。
このトーションタイプを使うことで、木ネジの頭が切れるミスはだいぶ減ると思います。

スリム、またはスレンダータイプというのは、ビットの先端の形状のことで、先が細いことで、視界が良く、作業性が良くなります。小さなことのようですが、一度使ってみれば、その違いがわかると思います。ここがスリムだからといって、ネジ山が潰れやすいということもないと思います。強度が落ちると感じたこともありません。知り合いの木工家もこのタイプをよく使っています。

110ミリというのは、長く感じるかもしれませんが、これくらい長い方が、視界も良いですし、数多く木ネジをもまなければならない場合などに、手首だけでインパクトを操作できる感じがして、とても楽になります。ぜひためしに使ってみて、実感してください。

メーカーは、木工界では、やはりベッセルか、アネックスあたりがメジャーですが、ぼくはベッセルが好きです。ホームセンターでも売っていますし、ネットの方が安く買えると思います。

おすすめ マキタのインパクトドライバー

僕も使っているTD138DRFXがおすすめ

木工に使用する目的で、インパクトドライバーを買うのであれば、迷わずおすすめできる機種があります。それはマキタのインパクトドライバー、TD138DRFXです。これは、充電器と、バッテリー2個付きのセットになっているもので、仕事に使うのに十分なスペックです。
ぼくもこれを3ヶ月前に買いました。特徴としては、余計なものがついていないというところです。

いまのインパクトドライバー市場は、その差異をオプション機能でつけようとしています。具体的に言えば、回転数・トルクを変える機能や、18Vのバッテリーなどです。木工で18Vの力が必要になることは稀です。
回転数とトルクを変えるモード機構は、とくに初心者には便利かもしれませんが、この部分から壊れることが多いと聞いて、ぼくは避けました。 ここは悩みどころだと思います。弱点となるかもしれないとわかっていれば、この打撃モード機構のついたものは選択に入ってくると思います。

僕は今まで8年前に買ったマキタのインパクトドライバーを使っていました。とくに大したメンテナンスもせず、8年使って、今でもちゃんと動きます。バッテリー2つが同時にへたってきたので、新たにこのTD138DRFXを買ったわけで、バッテリーも互換性があるので、2丁使いというか(2つインパクトを持っていると、ビットを使い分けられて便利なのです)、気分で使い分けています。
マキタのインパクトドライバーの強度というか、壊れない信頼感は感動ものです。たまたま当たりだったのかもしれませんが、8年前のものがしっかり働くので、今回買ったTD138DRFXにそれほど感動できなかったくらいです。マキタのインパクトドライバーは8年前に完成しているんだなと思います。
ホームセンターで買えば、数千円で手に入るインパクトドライバーですが、木工を長く続ける気があるならば、3万円をだして、このマキタのセットを買うことが、コストパフォーマンスの点から見ても、良いはずです。少なく見ても5年は能力を落とすことなく保つことが期待できるのですから。その使い心地、十分なパワーは、数千円のインパクトドライバーにはありません。

ノギスの選び方・買い方

ノギスはmitutoyoをおすすめします

ノギスを床に落としてしまったときのあの嫌な気持ちがわかるだろうか。

ノギスは一度落としてしまったら、それだけで、本来の精度を失ってしまうと言われている。「ノギス絶対に落とすな」と最初にそれを聞いたときには、ずいぶんオーバーなことを言うなあと思った。だいたい木工の仕事を覚えたての頃は、ノギス自体を必要な道具だとは思っていなかった。

近いものに対しての視力には自信がある。小尺で0.1ミリ単位を読み取る自信がある。
これはBonburuの工場の中でだれにも負けていない。工場長の岩田は以外と視力が衰えてきていて、夕方を過ぎるとよく、「ああメモリが読めない」と木材にスケールをあてながらこぼしている。

ノギスは、ものの大きさを測る道具だ。正確に測れるし、測りやすい形状をしている。片手で材料を持ち、もう片方の手でノギスを使う。身体測定で身長を測る器具、あれが手のひらサイズになったみたいな道具だ。親指でバーをスライドさせて、材料を挟み込むようにして、メモリを読む。この挟み込む部分が歪むことで、正確な測定ができなくなる。ノギスを床に落としたことは、僕の場合、この3年間で2回ある。これが、本当にひやっとする。車のバンパーをこするくらいの動揺がある。すぐに精度が落ちていないか、ノギスのメモリを読む。この場合は、ゼロの値がずれていないかを見るわけだ。

打ち所がよかったのだろう、いずれも大事にはいたらなかった。
自慢ではないが、ぼくのノギスはmitutoyo製だ。6000円くらいした。木工の世界では最高級といえる。シンワ製を使っている職人も多いが、mitutoyoの方が明らかに、使いごごちがいい。mitutoyoのノギスの方がだんぜん滑らかな動きをする。本当に全然違う

デジタルノギスもいいなあ〜。

鉋の選び方・買い方

ホームセンターでは買ってはいけない

鉋の選び方、買い方については、bonburuで働き始めたときに工場長からききました。

まずは、ホームセンターでは買ってはいけないということ。どんなに安くても、買ってよかったと思えるものに出会える確率はほとんどないとのこと。
もちろん地域差もあるとは思いますが、これは、ぼくもそう思います。鉋の本体である樫の目の荒さは、狂いやすさにつながりますし、刃をつくる鋼も長く切れるものに出会ったことはありません。絶対ないとはいいきれませんが。

最初に買う鉋はどのように決めるのがベストなのか?

という問いに、工場長の岩田いわく、最初に買う鉋は古道具屋で数千円で買うのがいいらしい。

なるほど、たしかに、数千円で、すでに使われているものなら気軽に使えます。僕自身も、へたに研いだりしたら取り返しがつかないことになりそうで、なかなか研ぐことができなかったのを覚えています。数千円でも良いものが出回っています。ちょっとした見る目があれば、ネットオークションでも良い鉋を高確率で手に入れられると思います。
ちょっとした見る目というのは、二つあって、ひとつは、刃口の形です。広くても3ミリくらいの幅のものがいいです。ホームセンターのものは、まずここが10ミリくらいあいています。
そしてもうひとつが、本体の樫の木の木目です。できれば細かいものがいいです。細かいとは言えなくても、素直な、つまり真っ直ぐな目ならいいと思います。

おすすめ塗料

ワシン 木彫オイル

工場長の岩田に、おすすめのオイル塗料を聞いてみました。

すると「木彫オイル わしん」と即答。
「どんなものに塗るのが良いの?」と聞くと
室内のものなら何でもいい。すごくオールマイティーな塗料だから、とのこと。オイル塗料というけれど、少しウレタンが混ざっているので、塗膜ができて、水にも強い。汚れにも強い。だからといってニスのようなてかてかした仕上がりにはならない。

工場長は手のひらサイズの小物を製作する際には、学生時代からずっとこれを使っているようです。学生時代って、20年近く前です。なんでも、木工初心者で、オイル塗装に勇気をだして踏み切ろうとして、東急ハンズでどきどきしながら買ったのがこの木彫オイルなんだとか。近くのホーマックにも売っています。ウレタン成分の乾燥が早いので、塗りムラには注意です。
何度か使用したことがあるという古賀にもコメントを求めましたが、値段の高さが欠点、とのこと。オスモのエクストラクリアの方がテーブルなどに使うには適している。